所長略歴
本研究所所長の略歴を紹介します.
文京認知神経科学研究所所長
武田克彦
現職 文京認知神経科学研究所所長学歴
1978年3月 東京大学医学部医学科卒業
職歴
1978年6月 東京大学医学部付属病院内科(研修医)
1987年4月 東京大学医学部付属病院神経内科助手
1992年7月 三井記念病院神経内科科長
1995年4月 東京都神経科学総合研究所リハビリテーション研究部門 副参事研究員
2000年4月 日赤医療センター神経内科部長
2006年4月 国際医療福祉大学三田病院神経内科部長
2015年4月 文京認知神経科学研究所
帝京大学医学部神経内科、東京大学医学部神経内科、近畿大学医学部神経内科の各非常勤講師 新潟リハビリテーション大学院大学非常勤講師
学会活動
認知神経科学会理事長 日本神経学会代議員、神経心理学会理事、高次脳機能障害学会理事、その他日本リハビリテーション学会、日本内科学会に所属
著書
はじめての神経内科 中外医学社
ベッドサイドの神経心理学改訂版 中外医学社
現在のテーマ
私の今のテーマは「空間とは何か」ということです。自分の奥底にある考えを正直に問いつめるとそのテーマだけが浮かんできます。この問題をさまざまな方面から(といっても神経心理学的検討からが主体ですが)まとめてみたいと思っております。かなりアイデアも煮詰まってきているように私には思えるのです。
この後何年くらい今のような頭脳の状態でいられるかが問題で、60歳となった今このテーマに専心する決断をすべきであると思っています。2016年秋に日本高次脳機能障害学会を主催する予定ですが、その会長講演で1つの区切りをつけたいと思っています。その後ももう少し65歳くらいまでこのテーマを考え抜きたいと思っています。
第二には、認知神経科学会という学会のことがあります。会員は600名くらいの学会ですが、その理事長に2014年7月からなることが、2013年12月の理事会評議員会で決まりました。10年のスパンでその学会をどう発展させていくかを真剣に実行していきたいと思っています。これも片手間にできることではありません。
すでにいくつか考えを持っておりましてそれを実行したいと思っています。また神経心理の診療についてもう少し自由な立場で行ってみたいと思っています。出向いて神経心理学的症状を有する患者さんを診て、若い医師に神経心理学を教えたいという希望も持っております。